プロ野球で前人未踏のV9を達成した大監督 川上哲治

日本のプロ野球界には、発足以来多くの名監督を産んでいますが、大監督との称号を冠される方で、記録にも記憶にも残る方とはというと、そんなに多いとは言えないでしょう。

その数少ない方の中で、ベストともいえるのが、読売ジャイアンツで9年連続セントラルリーグを制し、また日本一にも輝いた川上哲治でしょう。

戦前の中等野球で熊本工業の選手として甲子園を沸かした川上哲治は、読売巨人軍に入団して名選手として鳴らします。

「打撃の神様」の異名を取り、史上初の2000本安打を達成した川上ですが、昭和36年に水原の後を受けて監督に就任してからは、昭和48年までに11回のリーグ優勝を果たし、その全てで日本シリーズも征して日本一に輝きました。また、昭和40年からは9年連続優勝そして日本一と不朽の記録を打ち立てました。

この記録の陰には、常に選手間の競争をさせることで、選手を怠惰にさせることがなかった手腕で多くの名選手を輩出させたことと勝負を優先させる非常な采配がありました。プロ野球の人気を不動とすることに、力を尽くしたといえるでしょう。

投手の役割